お知らせ

【参加受付終了】2020年度権利擁護システム研究会の開催について

2020.08.13 UP

◆今年度のテーマ:精神科病院における治療文化を変えていくために

強制・管理・抑圧の多い精神医療を変えるには、法制度や政策だけでなく、根底にある精神医療の考え方(思想・文化)について掘り下げる必要があります。病気や障害をどのようにとらえるか、患者とどう接するか、治療や回復の目標はどこにあり、どんなことが有用なのか。医療関係者がこれまで当然と思ってきたことは、実は偏った思考の枠組みかもしれません。
このような探究は、制度政策の改革を打ち出すときの基軸になり、現場から医療を変える力にもなっていくでしょう。
2020年度の権利擁護システム研究会では、竹端寛さん(兵庫県立大学)と原昌平さん(ジャーナリスト・精神保健福祉士)をコーディネーターに、「精神科病院における治療文化を変えていくために」をテーマとして、研究会を開催します。

キーワード:強制・管理・抑圧を変えていく、精神医療を変えるための実践、治療文化
◆権利擁護システム研究会とは?

大阪精神医療人権センターは、「社会をかえる」という価値観に従い、政策提言活動や精神疾患、精神障害に対する差別、偏見をなくすための啓蒙活動を行い、安心してかかれる精神医療の実現を目指しています。
そこで、2017年から権利擁護システム研究会を立ち上げ、日本の精神医療のあり方(医療保護入院、身体拘束、長期入院等)を批判的に検証し、変わっていくための方策を検討してきました。
権利擁護システム研究会では、それぞれの立場を超えて議論し、研究会の開催のみならず、研究会の成果をとりまとめ、人権センターニュースを発行したり、講演会を企画、開催しています。

◆参加特典

権利擁護システム研究会、活動参加者のメーリングリスト(ML)に参加することができます(2020年度期間中)。ML上では、活動参加者限定の情報発信をしています。
②活動参加者限定のイベント、交流会、研究会に参加することができます。
③大阪精神医療人権センターの各種イベント、企画に、活動参加者として、企画運営側として参加することができます。
④大阪精神医療人権センターの広報媒体(note、Youtube又は人権センターニュース)へのコンテンツの提供(要相談)

テーマ 精神科病院における治療文化を変えていくために
開催日時 第1回 2020年10月24日(土)14時~16時/ 彼谷哲志さん(当事者・精神保健福祉士)
第2回 2020年12月20日(日)14時~16時/ くるみざわしんさん(劇作家・精神科医)
※追加開催や自主研究会もありえます。

【追加開催決定】
第3回 2021年2月21日(日)14時~16時/ 来栖清美さん(看護師)
番外編 2021年1月24日(日)身体拘束から治療文化を考える/ 長谷川利夫さん(杏林大学・精神科医療の身体拘束を考える会代表) 
開催場所 ZOOMによるオンライン開催
参加費 5,000円
(内訳は登録料3,000円、各回参加費1,000円ですが、お支払いは一括となります。ご欠席となった場合も返金は致しかねます。ご了承ください。)
補足 ■定員 45名(先着順)
注意事項 ■募集要項
① 大阪精神医療人権センターの会員の方(ただし、申込時点では、会員ではない方も、研究会への参加が決まった後、会員申込していただければ問題ありません。)
② 大阪精神医療人権センターの目的・ビジョンに賛同し、日本の精神医療の現状を変えたいと考えている方
③ グループディスカッションにおける意見交換に協力していただける方
④ 研究会2回のうち、2回ともに出席できる方
⑤ 研究会終了後に、アンケートや感想(600~2000字程度)の提出にご協力いただける方(人権センターニュース掲載することもあります。)
⑥ オンライン開催であるため、全国から申し込みが可能です。遠方の方も、この機会にお気軽にお申し込みください。

*ZOOMによる参加に関し、インターネットの通信環境等に問題がないかどうかを確認のうえ、お申し込みください。
*終了時間は10分程度延長する場合もございます。ご了承ください。
*お申込みいただいた方には、ご入金後1週間以内にメールでご案内をお送りします。ご案内のメールが届かない場合は、恐れ入りますがadvocacy@pearl.ocn.ne.jp までお知らせください。

■申込方法・申込開始時期
Peatix(先着順)・2020年9月4日(金)~
下の【WEBでのお申込み】からPeatixにお進みいただき、「チケットを申し込む」からお申込み、お支払いをお願いします。
お申込み方法 【ウェブでのお申し込み】
メールフォームよりお申込みください。

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現在、当センターの活動には、当事者、家族、看護師、PSW、OT、医師、弁護士、教員、 学識経験者、マスコミ関係者等の様々な立場の方が、世代を超えて参加しています。当センターは精神科病院に入院中の方々への個別相談や精神科病院への訪問活動、精神医療及び精神保健福祉分野への政策提言活動等を行っています。

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