2017年11月18日 意見書 ~精神科病院に入院中の人々のための権利擁護システムの構築を求め、 日本精神科病院協会によるアドボケーターガイドラインに反対する~
2017.11.18 UP
2017年11月18日32周年講演会「『人間の尊厳』から『強制入院』を考える」は、180名のご参加で無事に終了しました。ご参加くださったみなさま、お知らせなどご協力下さったみなさま、誠にありがとうございました。
内田博文さん(九州大学名誉教授)の基調講演では、私たちが目指す強制入院制度の抜本的見直しとともに、権利擁護システムの構築に向けて理論的根拠を学ぶことができました。また、短期・中期・長期なロードマップの必要性を共有することができました。
リレートークでは、日本の精神医療の現状と課題、この課題の解決に向けた取組が必要であるという熱い思いを、様々な立場から、お話ししていただきました。
当日は、「意見書~精神科病院に入院中の人々のための権利擁護システムの構築を求め、日本精神科病院協会によるアドボケーターガイドラインに反対する~」を発表しました。
この意見書では、日精協によるアドボケーターガイドラインが権利擁護システムとはいえず、この制度が導入されると、「アドボケーター」という名称で権利擁護システムが導入されたかのような誤った印象を与え、本来求められるべき権利擁護システムの導入が遅れてしまうという弊害があることを指摘し、精神科病院から独立した第三者による権利擁護システムの導入を求めています。
意見書は厚生労働省等に提出する予定です。
この意見書を是非、多くの方々に見ていただきたいと思います。多くの方々のところに届くよう、どうぞ、協力をよろしくお願いいたします。
171118意見書~精神科病院に入院中の人々のための権利擁護システムの構築を求め、日本精神科病院協会によるアドボケーターガイドラインに反対する~