権利擁護システム研究会参加者の募集について(締切2017年5月20日)
2017.05.12 UP
2017年度、当センターでは日本財団助成事業の一環として、当該事業の目的及び目標を実現するために、以下のとおり、研究会を開催します。
当センターの会員の皆様から、この研究会への参加者を募集します。興味、ご関心のある方は、是非お申し込みください。
1.日程:
第1回 強制入院を知る
2017年6月11日(日) 12:00~15:00
第2回 強制入院を問う
2017年8月6日(日) 12:00~15:00
第3回 強制入院を捉えなおす
2017年11月26日(日)12:00~15:00
第4回 強制入院の抜本的見直しに向けて
2018年1月未定
2.会場:大阪市内
3.内容:
2017年度 テーマ「強制入院を問う」
強制入院を捉えなおす。強制入院の最小化のために何ができるか。
2018年度以降 具体的な仕組みの検討
2017年度の議論を踏まえつつ検討していく。
権利擁護者制度についての検討は2018年度以降とする。
4.コーディネーター:竹端寛さん(山梨学院大学教授)
≪メッセージ≫
強制入院は、「させられる側」にとって屈辱的な体験です。また「させる側」にとっても、出来れば避けたい体験です。そんな誰も望まない強制入院が、今の日本で13万人以上になされています。世界では強制入院の最小化が大きな流れになっているにもかかわらず、です。そこには個人の病状に矮小化出来ない、様々な社会的要因や課題が渦巻いています。
この研究会では、強制入院の現実を知り、それが本当に必要かを問い、強制入院以外で出来る方法はないかを捉え直し、強制入院の最小化に向けた抜本的見直しの方法論を模索しようと考えています。現実を直視し、変える為の方法論を考え合い、何らかの提言に結びつけられたら、と願っています。
5.応募資格
A.当センターの会員
B.上記4回の研究会のうち、3回以上参加できる方
C.日本の精神医療及び精神保健福祉に関する検討課題をともに考え、課題の整理や情報の発信に向けて協力していただける方
*なお、本研究会は、研究会に参加していただくだけではなく、事前に課題の検討や報告書等の成果物の作成の協力をお願いすることがありますので、よろしくお願いします。
*参加希望者が多数の場合、参加できない場合がありますので、あらかじめご了承ください。2017年6月2日までに、参加の可否について、ご連絡させていただきますので、よろしくお願いします。
6.申込方法(締切2017年5月20日)
以下をメールにてお送りください。送付先 advocacy@pearl.ocn.ne.jp
(1)氏名
(2)住所
(3)生年月日
(4)電話番号
(5)メールアドレス
(6)志望動機(800字以内)
7.参加費 今年度の研究会は無料です。
お問い合わせ 認定NPO大阪精神医療人権センター 上坂(こうさか)06-6313-0056
日本財団助成事業の内容
≪日本財団助成事業の目的≫
日本の精神医療においては長期入院や社会的入院の問題が解消されておらず、権利擁護システムが欠如している。そこで、入院患者への個別相談活動(手紙、電話及び面会)を行い、入院患者の権利行使を支援し、その権利を擁護すするとともに、長期入院等の問題を解消し、精神障害者の地域生活や社会参加を支える仕組みを提供することを目的とする。
≪日本財団助成事業の目標≫
1.大阪府及び大阪府以外の地域にある精神障害者の権利擁護に 関心のある団体との情報交換や交流を活性化させ、団体のノウハウ等を活用してもらうことにより各地域で個別相談ボランティアスタッフを育成し、個別相談に対応できる体制の構築を支援する。
2.個別相談により長期入院等の問題が解消された事例を積み重ね、情報収集・分析することにより、権利擁護活動の必要性を全国に向けて情報発信する。
3.個別相談の具体的な活動内容、手順及び留意点等を整理し 個別相談活動の質を向上させるノウハウ等を情報発信する。