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人権センターニュース152│【特集】兵庫・神奈川・埼玉における公開講座の成果報告(2020年4月号)

2020.04.27 UP

大阪精神医療人権センターでは、精神医療および社会生活における精神障害者の人権を擁護する活動を行うとともに、それを通じて精神障害者に対する社会の理解を促進し、障害の有無にかかわらず、誰もが安心して暮らせる社会の実現を目指し、1985年から活動を開始し、2020年11月で35年目を迎えます。 私たちは、「声をきく」「扉をひらく」「社会をかえる」という価値観(ビジョン)を大切にしており、この価値観を実現するため、①精神科に入院中の方への個別相談活動(手紙・電話・面会)、②精神科病院への訪問活動及び情報公開活動、③精神医療及び精神保健福祉に係る政策提言活動(権利擁護システム研究会)を実践しています。 大阪府内では、精神科に入院中の方の面会が2016年度は39件でしたが、2018年度は171件、2019年度は182件となり、約5倍に増えており、精神科に入院中の方の立場に立った権利擁護活動のニーズの必要性を実感しています。 また、この面会活動によって、入院中の方の思いが実現できた(退院できた等)、また、病院職員の意識に変化が生まれた(退院に向けた活動が開始された)という成果も着実に生まれています。 活動に参加する方々からも、精神科病院内の環境に驚き、精神科に入院することについて、思い込みが変わり、日本の精神医療の現状を変えていかなければならないことが理解できたという声をいただいています。

▽日本財団助成事業「精神科に入院中の方への権利擁護活動の様々な地域への拡充」の3年間の成果報告と、これから/大阪精神医療人権センター理事(日本財団助成事業担当)・弁護士 細井大輔
▼兵庫・神奈川・埼玉における公開講座の成果報告~2019年度日本財団助成事業「精神科に入院中の方への権利擁護活動の様々な地域への拡充」~
▽兵庫・公開講座の開催報告/兵庫県精神医療人権センター 藤原 理枝
▽公開講座に参加して(兵庫)/匿名 T・M
▽兵庫・公開講座を終えて~当事者の声を大切に、仲間を大切に~/大阪精神医療人権センター個別相談検討チーム 西川 健一
▽神奈川・公開講座の開催報告/地域活動支援センターひふみ・YPSメンバー 中村 麻美
▽神奈川・公開講座に参加して/永井 いち子
▽神奈川・公開講座を終えて~病院の下請けではなく、権利擁護の軸を考えることの大切さ~/大阪精神医療人権センター個別相談検討チーム 彼谷 哲志
▽埼玉・公開講座の開催報告/埼玉県精神医療人権センター 武井 修平/清水 麻里奈/戸田 竜也/佐川 まこと
▽埼玉・公開講座に参加して/松本 葉子 山本(仮名)
▽埼玉・公開講座を終えて(『埼玉人権センター公開講座道中記』)~活動の参加しやすい雰囲気づくりを学ぶ~/大阪精神医療人権センター個別相談検討チーム 角野 太一
▽療養環境サポーター活動報告/和泉丘病院
▽療養環境サポーター活動報告/光愛病院
▽入院中の入院中の方の声

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現在、当センターの活動には、当事者、家族、看護師、PSW、OT、医師、弁護士、教員、 学識経験者、マスコミ関係者等の様々な立場の方が、世代を超えて参加しています。当センターは精神科病院に入院中の方々への個別相談や精神科病院への訪問活動、精神医療及び精神保健福祉分野への政策提言活動等を行っています。

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