
2022年11月12日(土)に大阪弁護士会館において、設立37周年記念講演会を開催いたしました。
テーマは「あらためて考える精神医療審査会と障害者虐待防止法」で、このテーマは2021年度の「権利擁護システム研究会」(以下、研究会)で取り上げたテーマでもありました。
そのため、講演会ではまず研究会で議論した内容や出し合った意見をもとに「2021年度研究会まとめ作成ワーキングチーム」のメンバーにご報告をいただきました。(「2021年度研究会まとめ」については、囲み部分をご覧ください。)
さらに、講師に八尋光秀さん(弁護士/西新共同法律事務所)をお迎えし、テーマに沿ってご発言いただきつつ、強制医療についての制度的な問題や強制医療を強いられてきた方々の人生被害などについて教えていただきました。八尋さんは、日本弁護士連合会第63回人権擁護大会第1分科会実行委員会共同委員長として、日弁連「精神障害のある人の尊厳の確立を求める決議」(2021年10月15日)を取りまとめられ、長年精神科医療や精神医療ユーザーへのかかわり、薬物依存症の人の回復施設の支援も行っておられます。