精神科病院での治療について「隔離や拘束はせざるを得ない」「医療保護入院はどうしても必要だ」など、様々なことが言われています。けれども、それをやっていない他の国と比較をすると「本当にそれは必要なのだろうか」という疑問がわき、日本における精神科特有のものの見方や言い方、あるいは『治療文化』と言われているものがあるのではないか、本当にそれで良いのかどうか、わからなくなってしまいます。
治療文化については2020年度の当センターの権利擁護システム研究会のテーマとして取り上げてきました。本講演会は、くるみざわさんのお話に加え、当事者の方と看護師の方からもお話しいただき、『治療文化』についての検討を深めていきたいと考えています。
コーディネーター 竹端寛
人権センターニュース160│【ご報告】みんなを困らせる今の仕組み(2021年12月号)
2022.02.26 UP
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▼【ご報告】大阪精神医療人権センター設立36周年記念講演会
みんなを困らせる今の仕組み
~精神医療のあり方、治療文化を問い直す~
治療文化を問い直す/くるみざわしん(劇作家・精神科医)
身体拘束の体験について・精神医療ユーザーとしての想い、自分への諦め/大橋聖子
精神科病院での「看護」について思うこと~あきらめないでいるために~/貝田博之(精神科認定看護師)
▼家族としての思い
大阪精神医療人権センターの活動に参加している理由
家族に会いに行くように
みんなのために、自分のために
思いを社会に伝えたい
妹から教えてもらった世界
精神医療をよくしたい思い
▼全国一斉電話相談のご報告 ( 速報 )
▼入院中の方の声
人権センターニュースのご案内人権センターニュースは、精神科医療の権利擁護と精神保健福祉について当事者、家族、医療・福祉従事者、学生、教員、弁護士、市民それぞれの立場を超えて、安心してかかれる精神医療の実現に向けて、一緒に考えるための情報誌です。
人権センターニュース159│コロナ禍での取り組み~緊急で必要なこと~(2021年10月号)私はコロナ感染が起こり始めたころから精神科病院における新型コロナ感染状況の情報を積極的に集めてきた。