「人権」を伝えることの大切さ大橋聖子 ニュース発送・書籍販売ボランティア大阪精神医療人権センターに参加して離れて、そしてまた参加
大阪精神障害者連絡会(ぼちぼちクラブ)に顔を出すようになって、その流れで2010年くらいに、大阪精神医療人権センター(以下「人権センター」)が行っている講演会に参加しました。でも、人権センターの講演会を聞いて自分には難しいと思いました。講演会で話される入院体験者の話と自分とは違う、病院でそんなにひどい扱いを受けたわけではない私は場違いなんじゃないかと思いました。つらい病院体験をした人から「あなたには絶対わからない」と言われた時、居場所がないように感じ、しばらく離れていました。
ただ、ひどい人権侵害を受けたわけではないけど、自分としては病院に対して言いたいことがあると友達に話していたら、友達が「それって人権じゃない?大事な事じゃない?」と言われたときに、もう一度人権センターの活動に参加しようと思いました。
人権って一人一人にある大切なものなのに、知られていない権利なのだと改めて感じました。大阪精神医療人権センターにかかってくる電話を取るとき、面会や病院訪問のときなど、しっかり声をきいて、その上で当たり前の生活を保障する人権について、意識してお伝えしていきたいです。
また、入院経験が有る無し関係なく、様々な立場の人が安心して精神医療に関する人権について考えることのできる場所を今後さらにどのように提供するのか検討していきたいです。